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膝関節・足関節の痛みなどで
悩んでいませんか?
スポーツ障害に特化した治療を行います。
スポーツ整形外科(膝・足関節)
ごあいさつ
スポーツ整形外科(膝・足関節)では、膝関節、足関節のスポーツ外傷・障害に対する治療を行っています。患者さんの多くは、適切な筋力トレーニングやストレッチなどのリハビリ指導で、症状の改善が期待できます。当院では、スポーツ活動の継続を希望する患者さんに対して、積極的に通院でのリハビリを行っています。一方、患者さんの年齢や生活スタイルにもよりますが、前十字靭帯断裂や半月板損傷、O脚を伴う変形性膝関節症では、手術をお勧めすることも多いです。当院は大規模病院ではありませんが、だからこそ、流れ作業ではない、丁寧な診察、丁寧なリハビリ指導、丁寧な手術を心がけています。膝関節、足関節の痛みでお困りの際は、ご相談ください。

スポーツ整形外科(膝・足関節) 松尾 知彦
主な対応疾患
膝関節では靭帯損傷、半月板損傷、膝蓋骨脱臼、離断性骨軟骨炎、軟骨損傷、足関節では靭帯損傷、距骨骨軟骨病変、インピンジメント症候群などが手術対象疾患です。 主な手術として、前十字靱帯断裂に対する関節鏡下前十字靱帯再建術、半月板損傷に対する関節鏡下半月板縫合術(または切除術)、膝蓋骨脱臼に対する内側膝蓋大腿靭帯再建術を行っています。また、初期から進行期の変形性膝関節症に対して、高位脛骨骨切り術を行っています。
手術
関節鏡下前十字靱帯再建術
前十字靱帯は、損傷(断裂)すると自然治癒する可能性は極めて低く、また、放置したままスポーツ活動を継続すると、半月板や軟骨を傷める可能性が高くなります。そのため、損傷後に可動域が回復したら、出来るだけ早期に、前十字靱帯再建術を行うことをお勧めしています。 当院では、半腱様筋を用いた解剖学的二重束前十字靱帯再建術と、膝蓋腱を用いた解剖学的長方形骨孔前十字靱帯再建術を行っています。いずれも、関節鏡を使用して、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)に骨孔(トンネル)を作り、この骨孔内に移植腱を通して、移植腱の両端を骨に固定するという手術です。入院期間は約 3 週間、スポーツ復帰は術後 8 ヶ月以降の予定です。

断裂している前十字靱帯

再建された前十字靱帯
関節鏡下半月板縫合術(または切除術)
半月板は大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)の間にある、三日月型をした軟骨の板で、膝のクッションとして機能しています。半月板が損傷すると、痛み、関節の腫れ、可動域制限などの症状が出現します。多くの場合、いきなり手術ではなく、スポーツ活動の強度を下げたり、消炎鎮痛剤の内服を行ったりの保存治療を行います。 膝が伸ばせない(ロッキング)場合、保存治療で症状が改善しない場合などは、手術適応となります。手術には縫合術と切除術があります。膝の機能を保つために、出来る限り縫合術を行っていますが、損傷形態によっては、切除術を選択することがあります。縫合術の場合、入院期間は 2〜3週間、 スポーツ復帰は術後 6 ヶ月以降の予定です。切除術の場合、入院期間は約1 週間、スポーツ復帰は術後1 ヶ月以降の予定です。

外側半月板後節の損傷

縫合後
高位脛骨骨切り術
内側型の変形性膝関節症では、O 脚変形のため、膝の内側関節面に過剰な荷重ストレスがかかっています。高位脛骨骨切り術( HTO )は、脛骨(すねの骨)を切り、角度を変えることにより、荷重を外側関節面に移動させる手術です(脚の形は O 脚から X 脚に変わります)。症例に応じて、①脛骨の内側を開いて矯正する Open wedge HTO 、②脛骨の外側を閉じて矯正する Hybrid closed wedge HTO のいずれかを選択します。入院期間は3〜4週間、スポーツ復帰や重労働は術後3ヶ月以降の予定です。
① Open wedge HTO

術前

術後

術前股関節と足関節を結ぶ荷重線(緑色)は、膝関節の内側を通過している。

術後荷重線(緑色)は、膝関節の外側へ移動している。
② Hybrid closed wedge HTO

術前

術後

術前股関節と足関節を結ぶ荷重線(緑色)は、膝関節の内側を通過している。

術後荷重線(緑色)は、膝関節の外側へ移動している。
外来診察担当表
午前診
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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09:00〜12:00 | ー | ー | ー | ー | ー | 松尾 |
午後診
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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13:30〜15:30 | ー | ー | 松尾 | ー | ー | ー |