薬局

 薬局では、電子カルテシステムと連動させた薬局部門システムのチェック機能を活用して、正確な調剤に努めるとともに、医師及び他の医療スタッフに、安全で適正な薬物療法を支援するために、医薬品安全性情報をはじめとして、様々な医薬品情報を常時閲覧できるよう情報発信しています。
 また、きめ細やかな薬剤管理指導業務、病棟薬剤業務やチーム医療活動等をとおして、薬物治療への参画及び医薬品適正使用の推進に努めています。
 なお、当院では、原則すべての外来患者さんに院外処方箋を発行しています。

薬局の業務紹介

(1)調剤業務

 2012年3月から外来で、2016年7月から入院で新電子カルテシステム(富士通LX)が導入され、新電子カルテシステムと調剤機器を連動させて、併用禁忌、重複投与等の処方チェック機能を活用し、医師の処方設計支援や薬剤師の正確な調剤に備えています。

(2)病棟薬剤業務及び薬剤管理指導業務

 病棟薬剤業務及び薬剤管理指導業務をとおして、病棟ごとの担当薬剤師が、入院患者さんの持参薬確認及び電子カルテから患者情報を収集し、きめ細やかな患者服薬指導をとおして、服薬アドヒアランスの向上を図るとともに、薬効・副作用モニタリングを行い、処方提案等薬物治療への参画に努めています。

(3)チーム医療

各種委員会活動等をとおして、薬物治療への参画に努めています。
・感染対策-TDM業務(抗MRSA用薬の血中濃度解析、投与設計)、
      ICTラウンド・抗菌薬カンファレンス
・緩和ケアー緩和ケアカンファレンス
・患者教育-糖尿病教室 等

(4)高カロリー輸液の無菌調製及び安全な抗がん剤治療業務

透析センター 病棟薬剤業務活動の一環として、高カロリー輸液の調製を行っています。
 また、抗がん剤の無菌調製を行うとともに、入院、外来患者さんに対して、安心して抗がん剤治療を受けていただくよう患者さんへの説明も行っています。

(5)医薬品情報管理業務(Drug Information:DI業務)

 厚生労働省や製薬会社等から発せられる医薬品安全性情報をはじめ様々な医薬品情報を収集するとともに、医師及び他の医療スタッフに対して、これらの内容を常時閲覧できるよう情報発信しています。

(6)薬品管理業務

 薬局内に在庫された医薬品に限らず、外来・病棟等に定数配置された医薬品についても、適正に使用されるよう定期的に有効期限や品質のチェック、在庫管理等を行っています。
 また、規制対象となっている医薬品の管理についても、病棟等で法的に定められた規定が順守されているか確認しています。

(7)治験薬管理業務

 院内の治験審査委員会で十分検討された臨床試験(治験)について、正しく臨床試験(治験)が行われるよう、治験薬の管理等を行っています。