リハビリテーション科 – 月間ニュースR2

リハビリテーション科

月間ニュース (R2年)

令和2年10~12月

  • 【第31回日本臨床スポーツ医学会学術集会で発表しました】

    2020年11月4日~ 30日、「第31回日本臨床スポーツ医学会学術集会」がオンラインで開催されました。当院理学療法士の水島が発表をしました。演題名は「膝蓋下脂肪体とJasonテストの関係」です。膝疾患で膝蓋下脂肪体に圧痛が認められる患者様は多いです。膝蓋下脂肪体の圧痛の評価として、Jasonテストが用いられます。Jasonテストがどれくらい客観的な評価として用いられるかについて、エコーを使って研究しました。臨床で行われている評価はどれくらい信憑性があるのかを、今後も検証していきたいです。

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  • 【第46回日本整形外科スポーツ医学会学術集会で発表しました】

    2020年12月17~19日、「第46回日本整形外科スポーツ医学会学術集会」が開催されました。新型コロナウイルス感染症流行拡大のため、現地とWEBとのハイブリッド開催となりました。当院理学療法士の水島がオンラインで発表をしました。演題名は、「Effect of reciprocal inhibition exercise of abdominal muscles on ROM of lumbar and multifidus muscle flexibility(腹筋群の相反抑制運動が腰椎屈曲可動域と多裂筋柔軟性に及ぼす影響)」です。臨床で、脊椎の柔軟性低下は脊椎疾患だけでなく、肩疾患・下肢の疾患にも共通してみられる現象の一つです。そのため、我々理学療法士は脊椎の柔軟性を獲得するためにアプローチをすることが多いです。また、患者様に自主練習を行なってもらうようにお伝えすることも多いです。そこで今回、脊椎の柔軟性の自主練習を行うことで脊椎の柔軟性が拡大するかを、エコーを用いて調べて報告しました。今回のスライドは全て英語で作成しました。英語に無縁であったため、作成にあたり多くの先生方に助けて頂きました。来年度もこのような機会を頂ければ、よりスムーズにスライドが作成できるようになりたいと思います。

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  • 【人工関節の勉強会】

    7月と11月に、院内で人工関節の勉強会を開催しました。膝関節の勉強会を理学療法士の村岡、股関節の勉強会を理学療法士の赤坂が実施しました。当院では人工関節の手術が多く、術後療法がとても大事になります。今回は、膝関節・股関節の解剖から人工関節の手術の方法、病棟での生活様式の講義をしました。病棟とリハビリで意見、情報交換ができた良い勉強会になりました。今後とも、病棟看護師さんとリハビリで連携し、チーム医療をお届けしていきます。

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  • 【全国高校サッカー選手権大会 準優勝】

    2020年11月8日、全国高校サッカー選手権大会 兵庫県予選決勝に当院理学療法士の村岡がトレーナーとして帯同させてもらいました。現場では、試合前の怪我人の調整、試合中での怪我人の対応、試合後の選手のケアを行いました。今まで大久保病院で培った理学療法士としての知識を存分に生かすことが出来たと思います。惜しくも全国大会の切符はつかめませんでしたが、理学療法士として参加できた喜びとここで得た素晴らしい経験をこれからの臨床に活かしていきたいと思います。

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  • 【BLS(1次救命処置)プロバイダー資格を取得しました】

    理学療法士の村岡が、AHA(アメリカ心臓協会)のBLS(一時救命処置)プロバイダー資格を取得しました。病院勤務、トレーナーでの現場活動、普段の生活でいつ命の危険があるかわかりません。早期に質の高い心臓マッサージとAEDを開始することで、患者様の社会復帰の可能性が大きく変わります。一分を争う万が一の状態に備えてこれからも定期的に資格を更新していきます。

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  • 【オンライン勉強会(Spolink JAPAN)のスピーカーとして登壇しました】

    理学療法士の村岡が、Spolinkから依頼をいただき、キャリア形成の話をさせていただきました。(私のキャリアはそんな良いものではありませんが…。)
    オンラインでの登壇は初めてで、いつもとは違った雰囲気で緊張しましたが、とても貴重な経験になりました。今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で予定通りにいかない事も多いですが、できる範囲で新しいことにチャレンジし続けたいと思います。

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  • 【関西学生柔道体重別選手権大会】

    コロナ禍で開催が危ぶまれていました関西地区の大学生体重別選手権大会が無事開催され、当院理学療法士の石原が大会公式メディカルスタッフとして帯同とサポートに伺いました。

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    写真にあるよう選手は試合以外において常にマスクを着用し、男子・女子と別時間に開催し応援も保護者を含め禁止とする大会運営でした。選手自身もしっかりと感染対策に留意し、試合に臨む姿は自身が置かれている状況を理解し試合できることに感謝の気持ちを述べる選手もいました。今後も大規模な大会が少しずつ再開されていくと思いますが、より良いサポートを続けてまいります。

令和2年7~9月

  • 【『運動器機能解剖学研究所』プライベートセミナーコース受講完了】

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    理学療法士の水島が、7月22日に運動機能解剖研究所のコースを受講完了しました。肩、肘、腰、股、膝、足、インソール、エコーベーシック、アドバンスと全てのコースを受講するのに5年かかるところをキャンセル等もあり3年で受講完了できました。今まで整形リハビリテーション学会で学習してきたことを、研究所に行くことでさらに深めることができました。改めて機能解剖の重要性を再確認することができました。また、エコーの知識を深めることができ、臨床で応用できるようになってきました。
    林典雄先生、岸田敏嗣先生から教わった知識・技術を臨床で磨いていき、大久保病院の患者様に還元していきたいと思います。

  • 【姫路独協大学で運動器理学療法の評価治療の講義を行ないました】

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    理学療法士の水島が、学生時代の恩師から依頼をいただき、8月30日に姫路独協大学の4年生に向けて、運動器理学療法の評価・治療の話をさせていただきました。今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で学生さんは長期実習に行けないので、3週にわたり臨床で働いている8人の理学療法士から話を聞いて臨床を体感してもらうというカリキュラムだそうです。
    今回、シリーズのトップバッターを務めさせていただきました。超音波を取り入れた理学療法評価や膝疾患を中心とした評価・治療・実技を中心に3時間話をさせていただきました。少しでも理学療法士の面白さが伝わればと思います。翌日は重鎮の理学療法士の先生がお話されるみたいです。学生さんは是非、理学療法の深みにハマって下さい。

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  • 【高校野球の医療サポートに参加しました】

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    コロナ禍にて、通例の甲子園大会・県大会が中止となってしまった今回、兵庫県高校野球連盟が主導となって県による独自大会が行われ、医療サポートとして平林・三宅が参加しました。
    感染対策に万全を期すべく、運営・選手・観客にも制限と対策を施したため、球場・会場にも大会名などの看板・広告、広報の一切を伏せて行うという普段とは違った雰囲気や光景で寂しくもありましたが、選手たちはプレー出来る今を感謝し、全力で楽しくプレーしていました。
    改めて、現在の情勢が少しでも収束することを願いつつ、私たちに出来ることをサポートしていきたいと思います。

  • 【天皇杯JFA第100回全日本サッカー選手権大会】

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    Cento Cuore HARIMAにトレーナーとして理学療法士の藤本が帯同いたしました。現場では、試合中での怪我人の対応、試合後の選手のケアを行いました。今まで大久保病院で培った理学療法士としての知識を存分に生かすことが出来たと思います。選手時代に憧れていた全国大会の舞台に理学療法士として参加できた喜びとここで得た素晴らしい経験をこれからの臨床に活かしていきたいと思います。
    初戦で敗退してしまいましたが、これかもCento Cuore HARIMAはJFL昇格を目指して、リーグ戦での残された試合の勝利をつかみにいきます。今後も応援の程、よろしくお願い致します。

  • 【『運動器機能解剖学研究所』プライベートセミナーコース受講完了】

    reha_p_r0207-09_06理学療法士の村岡が、治療家で知らない人はいない程有名な林典雄先生、岸田敏嗣先生の運動器機能解剖学研究所のプライベートセミナーコースを受講完了しました。肩、肘、腰、股、膝、足、インソール、運動器エコーベーシック、アドバンスと全てのコースで本当に沢山のことを学ばせていただきました。プライベートセミナーに参加して、確実にレベルアップ出来ました。機能解剖学の知識を駆使して正しく病態を把握し、正確な治療技術で治す。とてもシンプルですが、とても難しい…!『継続は力なり』ここで教わった知識、技術を臨床で磨いていき、これから関わる患者様や選手の方々に還元していきたいと思います。

  • 【『命を守るスポーツ安全指導講習会』で合格証をいただきました】

    reha_p_r0207-09_07理学療法士の村岡が、第10回 命を守るスポーツ安全指導講習会&テスト(オンライン)で合格証をいただきました。スポーツ安全とは、まさに「他者の命や健康に向き合う」ということで、医療従事者として患者様と関わるうえでとても大切なことと思っております。とは言え、テストに合格したからOKとか合格証を手に入れたからOKではなく、日々の業務や今後の現場活動で今回学んだことをきちんと活かしていきます!

令和2年4~6月

  • 【新入職員の紹介】

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    左より増田風香(PT)、河本千明(PT)、永野勇希(PT)

    患者様に信頼していただける理学療法士になれるよう、自己研鑽し、日々精進していきます。
    よろしくお願い致します。

  • 【エコーのセミナーに参加しました】

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    6月3-4日、理学療法士の水島と村岡が運動器機能解剖学研究所で行われたエコーアドバンスのセミナーに参加してきました。感染対策を徹底した中での開催でした。当院でもエコー外来をはじめ、エコーを活用したリハビリを実施していますので、明日より使える有意義な勉強会でした。教わった内容をしっかりと当院の患者様に還元できるように日々鍛錬して参ります。

  • 【オンライン勉強会をしました】

    ステイホーム期間中に、放射線科医を中心として、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための最新の知見を学ぶため、オンラインで勉強会を実施していました。

  • 【CT読影の勉強会をしました】

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    緊急事態宣言解除を受け、放射線科医のご厚意によりCTの読影方法を学びました。少人数ずつの参加で、丁寧に画像の見方と考え方を教えていただきました。日々の臨床に活かしていきたいです。

  • 【作業療法士常勤職員募集(中途採用)】

    子育て中の方やブランクのある方でも働きやすい環境で、リハビリスタッフ同士の仲が良く、ベテランから若手まで幅広い年代のスタッフが働いております。

    OTチームの活動として、よりよいサービスを患者様に提供できるように、毎月の勉強会や臨床指導のために外部講師を招いております。

    施設見学は、随時実施していますので、興味のある方は是非お問い合わせください。詳細は当院ホームページの求人情報をご覧ください。

    大久保病院ホームページ求人情報:http://www.seijinkai.or.jp/okubo/recruit

    ●お問い合わせ先
    お問い合わせフォーム:http://www.seijinkai.or.jp/okubo/inquiry
    もしくは、リハビリ科直通TEL:078-935-2672 (担当者:PT高田 OT高野)

  • 【研究業績】

    [行動目標、リハビリテーション科の取り組み]にリハビリテーション科スタッフの研究業績集(2018年度、2019年度)を掲載しました。

    >>[行動目標、リハビリテーション科の取り組み]

令和2年1~3月

  • 【毎年恒例のスノーボードに行ってきました】

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    1月12日にリハビリ科のスタッフ21名でスノーボードに行ってきました。

    初心者もいましたが、先輩スタッフの丁寧な指導により、みんな滑れるようになりました。

    幅広い年代で集まることができ、より一層リハビリ科の絆が深くなりました。

    これからも連携を取り、より良い治療を提供できるリハビリ科を目指していきます。

  • 【作業療法士・理学療法士の新人発表をしました】

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    1月26日に作業療法士の浅野、2月2日に理学療法士の高島・田中・長渡・渡辺で新人発表に参加してきました。

    1人の症例に向き合い、その人にとって何が必要かを考え、評価・治療を行う一連のプロセスを学んだ結果を発表してきました。

    症例患者様にたくさんの時間を割いていただき、協力していただきました。また先輩方にも多くのことを学ばせて頂きました。

    この経験を糧にこれからも患者様にとって的確なアプローチを行えるように精進していきます。

    協力してくださった皆様ありがとうございました。

  • 【「理学療法」の特集を執筆しました】

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    理学療法士の水池・水島・久須美が、2020年1月に発行された『理学療法』(37巻1号)の「筋・骨格系障害患者の理学療法におけるフィジカルアセスメントのポイント―膝関節疾患と肩関節疾患を中心に」を執筆しました。当院における筋・骨格系障害患者に対する理学療法におけるフィジカルアセスメントの具体例、考え方について紹介しています。ご興味がございましたら、ぜひご覧ください。

  • 【資格を取得しました】

    ■ファンクショナルローラーピラティス(FRP)アドバンス資格

    reha_p_r0201-03_04理学療法士の水島が、ファンクショナルローラーピラティス(FRP)アドバンスの資格を取得しました。FRPの勉強をし始めてから3年が経ち、ベーシック・ミドルの資格を取得し、ようやくアドバンスの資格まで取得することができました。これで107個のエクササイズを習得することができました。この3年間で僕自身、全身の柔軟性が拡大し、姿勢の改善や自分自身の体と特性を知ることができました。今後も今回学んだことを臨床に還元していきたいと思います。

  • 【明石運動器リハビリテーション研究会の勉強会を開催しました】

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    2月8日に明石運動器リハビリテーション研究会第27回定例勉強会を開催しました。当院理学療法士の三宅崇史先生に講義と実技指導をしていただきました。三宅先生より、大腿骨近位部骨折に対して、まず術前のレントゲンでどう判断するか、どこが折れているか、骨折の分類、荷重の有無はどうするかなどについて、詳しく説明して頂きました。また、解剖学や運動学など基礎的なところから、歩行観察や歩容形成に繋げる方法を教えて頂きました。触診から評価方法や運動療法に関する実技指導もあり、知識を深めることができました。