脳神経外科
ご老人では、活力・認識力が低下し易く、自分の病気を十分に認識出来なくなりがちです。 また、違った脳神経疾患であっても”フラフラする”、”ボケてきた”等のような同一症状を示すことが多いので、病気の区別自体が難しくなるのも事実です。 当科では、中年以後の各種の脳神経疾患と脳卒中の前駆症状の的確な診断と治療を行います。
【 診療内容・特色 】
- 中~高年層の慢性脳神経疾患への対応:
中年以後に頻発する慢性の脳神経疾患としては、頭痛、認知症、慢性硬膜下血腫、正常圧性水頭症、脳萎縮、無症候性脳梗塞等があり、これらを治療すべき疾患と療養・介護が適当な疾患とに区別し、それぞれに迅速に適切な対応を行います。 - 脳卒中の予防:
脳卒中は突然に起きるように見えますが、実は何年も前からゆっくりと進行・悪化する脳動脈硬化や高血圧がその原因と考えられるので、日頃の患者様の健康管理に十分な助言を致します。また、検査上で無症状性の小さな脳梗塞斑を認めた時には、脳卒中回避のための予防治療を致します。
脳卒中の前触れとしての意識消失発作や四肢の一時的なしびれ発作を生じた時にも、早急に必要な治療を行います。 - 脳卒中の治療
脳卒中のなかでは、圧倒的に多い脳梗塞を中心として、脳機能回復のため薬物治療と機能回復のためのリハビリテーションを集中的に行います。
【 検査 】
- 頭部CT:外傷性頭蓋内出血、脳卒中、水頭症等の検査に使用します。
- 頭部MRI:脳梗塞、脳虚血発作、脳腫瘍の検査に使用します。
- 頭部MRA:脳動脈硬化、脳動脈瘤、脳血管奇形の検査に使用します。
- 頸動脈超音波検査:頸動脈の動脈硬化・狭窄の検査に使用します。
- 脳波:けいれん発作の検査に使用します。
【 その他 】
頭痛はさまざまな原因で生じます。頭痛持ちの方はお気軽にご相談下さい。
医師紹介
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野添 正彦
- 【卒業年度】
- 平成3年
- 【専門領域】
- 脳神経外科
- 【認定医・専門医等】
- 脳神経外科専門医
- 【患者様へのメッセージ】
- 近隣の皆様により安心してお過ごしいただける病院となるよう努力して参ります。
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宮本 宏人
- 【卒業年度】
- 平成7年
- 【専門領域】
- 脳神経外科
- 【認定医・専門医等】
- 脳神経外科学会専門医・指導医
- 【患者様へのメッセージ】
- 2018年11月から脳神経外科常勤医として勤務しております宮本宏人と申します。平成7年に兵庫医科大学を卒業後、神戸大学関連施設で研修を積み、大学院での研究生活を経て、約16年間姫路の急性期病院で勤務して参りました。急性期医療に携わりつつ、亜急性期~慢性期(回復期~維持期)医療の大切さを学びました。この度ご縁があり大久保病院へ赴任することになりましたが、当院は急性期病床だけでなく療養型・緩和ケア病床を有しております。地域の方が安心して暮らすために欠かせない病院であると思います。今、少しでも地域医療にお力添えが出来ればという気持ちでおります。何か気になることがありましたら、何なりとご相談ください。
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田中 允 (非常勤)
- 【卒業年度】
- 昭和40年
- 【専門領域】
- 脳神経外科
- 【認定医・専門医等】
- 脳神経外科専門医、麻酔科認定医、病理解剖資格認定医
- 【患者様へのメッセージ】
- 脳卒中は、予告もなしに突然に意識障害や手足の麻痺で発症する重症な病気で、一度この病気にかかると、治癒しても多くの場合手足の麻痺が残り、ご本人だけではなくて家族のその後の生き方まで変えてしまいかねない病気です。
脳卒中は突然に起きる様に見えますが、実は何年間も前からゆっくりと進行・悪化する脳動脈硬化や高血圧がその原因と考えられるので、中年にさしかかると、日頃の健康管理を十分に行えば、予防が可能な病気です。
当院ではCTやMRIが常時稼働していますので、これらの検査機器を使用すれば、脳動脈硬化の程度や無症状に進行する小さな脳梗塞斑を発見出来るので、脳卒中予防の治療が容易となります。
当院の外来診察または脳ドックを利用して頂いて、健康管理と健康増進に十分に気を配り、健やかな生活を送って下さい。
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細田 弘吉 (非常勤)
- 【卒業年度】
- 昭和57年
- 【専門領域】
- 脳神経外科
- 【認定医・専門医等】
- 脳神経外科専門医
- 【診察日】
- 水曜日
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今堀 太一郎 (非常勤)
- 【卒業年度】
- 平成17年
- 【専門領域】
- 脳神経外科
- 【認定医・専門医等】
- 脳神経外科専門医、脳血管内治療専門医
- 【診察日】
- 金曜日