明石大久保人工関節センター 人工股関節置換術

人工股関節置換術

人工股関節置換術とは?

artificial-joint-center_hip_joint_img01▲人工股関節置換術の流れ

 股関節の痛みが継続する場合や歩行能力の回復が見込めない場合、関節リウマチが進行した場合に人工股関節置換術などの手術療法が必要となります。人工股関節置換術は、傷ついた股関節の損傷面を取り除いて人工関節に置き換える手術です。

股関節の痛み・こわばりの原因となる主な疾患

変形性股関節症

 加齢により軟骨が擦り減り軟骨下の骨が擦り減ることで痛みや運動障害を生じます。特に生まれつき股関節がずれていたり(先天性股関節脱臼)、骨盤の発育不全(臼蓋整形不全)などがあるとき、体重の負荷で軟骨がすり減りやすくなり、骨頭と臼蓋の変形が進行しやすいです。

artificial-joint-center_hip_joint_img02▲術前
artificial-joint-center_hip_joint_img03▲THA術後

関節リウマチ

 指、手関節、肘、膝、股関節、足関節など全身の関節内にある滑膜が炎症を起こすことにより、放出された化学物質が関節の軟骨や骨を破壊し、痛みや腫れを引き起こす疾患です。初期症状は関節炎に伴う腫れと痛みですが、進行すると関節の軟骨やその下の骨が破壊され、関節の亜脱臼や変形につながります。

大腿骨頭壊死

 股関節内の大腿骨の骨頭が、血流障害のために脆弱化し破壊されて痛みを引き起こす疾患です。大量ステロイド服用や多量の飲酒がリスクとしては上げられるが、特に要因のない方にも起こりえます。骨頭の圧潰のない初期の診断にはMRIが有用です。

artificial-joint-center_hip_joint_img04▲X線写真
artificial-joint-center_hip_joint_img05▲MRI画像

もっと詳しく知りたい方は…

OH280_Patient Guide(股関節版患者向け小冊子)

やさしくわかる人工股関節置換術

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